映画「今そこにある危機」+「リトル・ブッダ」
「CLEAR AND PRESENT DANGER」という原題を、邦題「今そこにある危機」とした人は偉い。とてもゴロがいい。
昨晩、僕にとっての「今そこにある危機」は、この映画を観ながら寝てしまったことだ。昼間とても忙しかった。そして何回か観た映画でもある。安心してさあ映画を楽しもうと寛いでみ始めて一時間後・・・、不覚にも眠りに落ちていた。
「今そこにある危機」は睡魔だった。
情けないのですが、記憶からこの映画の感心したポイントを記します。現代のゲリラ戦が如何にIT技術に支えられているか、を見せてもらったところ。ゲリラ戦をするには、衛星と通信網が必要なんだ。ちょっと、F1のクルーみたいである。情報が遮断されるとゲリラの統制システムが崩壊してしまう辺りが、記憶ではこの映画の見所だった。
深夜二時ごろ起きてメール・チェックをし、何気にBSをつけると、BSで今度はベルトルッチの「リトル・ブッダ」をやっていた。(僕の部屋のTVは、BSしか映らないようになっている。家族には評判が芳しくない。)
LITTLE BUDDHA。
これも何度もみた映画。壮大なる失敗作。ご贔屓の監督ベルナルド・ベルトルッチと撮影監督ビットリオ・ストラーロのコンビなので、失敗でも許せてしまう。ファン心理としては、作品が破綻している方が、面白い。
丁度、シッダールタ王子(ブッダ)が悟りを得るまでの苦行のシークエンスだった。キアヌ・リーヴスが美しい。熱演。この解脱までの絵本のような描き方は、子供たちにブッダの悟りを、学ばせるのには格好のテキストになると思った。
不覚にも寝てしまった「今そこにある危機」と、悟りを開くまでの「リトル・ブッダ」。僕の中ではオムニバス映画のように繋がって、ひと続きの映画のようになった。
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