映画の楽しみ方ー深夜の散歩
一日の終りに自室で映画を楽しむのはいい。今夜は途中で爆睡し、夜中に目が覚めた。(気持ちよく眠れる映画もまた貴重です。)
そんな深夜に24時間openのレンタル・ショップへと散歩に行くのが好きで、今夜も何千本もの中から選んできたー。
①「ライフ・イズ・ビューティフル」:ロベルト・ベニーニ監督。
②「アビエイター」:マーティン・スコセッシ監督。
③「愛の嵐」:りリアーナ・カヴァーニ(♀)監督。
④「ラストタンゴインパリ」:ベルナルド・ベルトルッチ監督。
①は未見。②から④は劇場でもDVDでも何度か見てる。再見の映画はお気に入りの場面をみたり、BGMのように流して見る。音楽を楽しむように。
映画は世界を認識する有効な方法かもしれない。監督の世界観が、ほぼ90分の中で整理されデザインされ視覚化されている。様式化された世界がそこにはある。
精神科医・斎藤環(さいとう・たまき)の「フレーム憑きー視ることと症候」は面白い本である。世界は多様で作品は作家をも裏切ると思っている僕とは、全く異なる考えだけど、映画への偏愛が伝わってきて好感を持った。
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コメント
こんにちは。ライフ・イズ・ビューティは、拝見しました。
生きる力、真の優しさ、そういった事を、教わった作品でした。
3番と4番をみていないので、今度、見てみますね。
投稿: あくと | 2006年6月16日 (金) 05時25分
「ライフ・イズ・・・」は、この週末に観ようと思っています。アカデミー賞の受賞の瞬間、ロベルト・ベニーニ監督が飛び上がって、席を飛び越えてしまったのが、印象的でした。楽しみです。
「愛の嵐」は収容所の歪んだ愛のお話です。シャーロット・ランプリングとダーク・ボガードの屈折した魅力。それと男性のダンス・シーンの狂熱が見もの。
「ラスト・タンゴ・・・」は名も明かさない男女の性と孤独のお話。
どちらもヨーロッパの退廃から生まれた作品なので、おいしい部分をすくいどり、していいと思います。
投稿: チャーリー | 2006年6月16日 (金) 07時03分