« ドイツ映画を週末に。 | トップページ | 日曜の早朝のDenny'sで »

2006年6月10日 (土)

お勧めー掘出し物「パブリック・アイ」

図書館の棚から何気なく取った「パブリック・アイ」。性格俳優ジョー・ぺシが1940年代の血なまぐさい報道キャメラマン役で主役をはる。観て、埋もれた名作を発掘した気分になった。(ネタバレなし。殺戮シーン故、男性向きの映画。)

Vfsh0067 パッケージのこういうフレーズで、キャッチUPされた。英文書体は、「L.A.コンフィデンシャル」っぽい。製作指揮はあのロバート・ゼメキス。

Vfsh0068

監督は、名脚本家(「薔薇の名前」「誰かに見られている」)のハワード・フランクリン。ジョー・ぺシは、「レイジング・ブル」「JFK」「カジノ」等、癖のある名バイプレイヤー。

「L.A.コンフィデンシャル」が脚光を浴びたとすれば、この映画は明るくないから、地味で目立たない。けれども観た人の心に残る何かがある。

引用されるモノクロームの写真(N.Y.の市井の人々)が素晴らしくいい。ハイエナのようにマフィアの抗争シーンを這い回る、ぺシがいい。

醜い男の中に、聖性をみる、といったサプライズがあった。

もしも「L.A.コンフィデンシャル」や「狼たちの街」のノワールっぽい雰囲気が好きなら、これはお勧めの映画。男を突き動かすのは、やはり女。しかも悪い女であることが共通項か。(1992年・ユニバーサル映画)

|

« ドイツ映画を週末に。 | トップページ | 日曜の早朝のDenny'sで »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: お勧めー掘出し物「パブリック・アイ」:

« ドイツ映画を週末に。 | トップページ | 日曜の早朝のDenny'sで »