仮面ライダー [第三次接近遭遇]
【目撃情報】6/27/2006.11:45am~12:15pm:near by kaigan street in Tokyo.[仮面ライダー撮影隊/役者さん&制作スタッフ+報道陣+少年a.]
会社の友人とお台場に向かう途中、話に夢中で道を間違えてしまった。レインボーブリッジを渡る手前で海岸通りを横断しお台場の対岸に位置するコンテナ埠頭に迷い込んだ。僕は方向感覚だけはよくて、海岸通りに戻れるようハンドルをきった・・・ソコで出会ってしまった!《仮面ライダーたち》に。
日常的な風景が被り物をした大の大人と撮影隊2~30名の集団ですっかり豹変、騒然・・・。理性よりも早く路肩に駐停車。ハザードランプを点滅させ現場に直行。隣で友人が目を白黒させてる。
僕は携帯のデジカメでパチリ、パチリと撮影した。今日の格好はピンクのシャツを開襟に白いチノパン、黒の麻のジャケット。友人に後で、“業界っぽいから撮影できたんですね”と妙なところに感心される。昔、TVCMを造ってた時期があってこういう火事場の力学は判ってる。
み~んな関係者だろうと思ってて、誰も問いただしたりはしない。それぞれ持ち場がある。関係者は英語で the persons concerned という。<関係あり>なんて<訳あり>のように調子のいい言葉だ。
面白かったのは皆、真剣だったこと。気温は路面温度で30℃は超えてたろう。被り物のお兄さんたちがスロープで格闘する。撮影でなければ警官出動の騒ぎだ。仮面ライダ ーの腕や武器を持った小道具さんが舗道を早足で駆ける。これもヤバっ。この場所は都会の盲点だった。少年a以外に見物人はいなかった。マルコメ味噌の少年のよう。刈上げで可愛かったのでパチリ。
その後の僕らの予定で早々に撤収。スタッフの方々は次のカットの準備に追われていた。二十代の若者たちが撮影の縁の下を支える。CM業界ではなんと「奴隷」と呼ばれる。それだけ過酷な現場だ。
モノ造りがしたくて映像の世界に入った若人をみてると応援したくなる。一方のTV局や映画会社でproudでチャラい若者をみると、内心蹴飛ばしたくなる。地球は自分を中心に回ってると思うから、不祥事が絶えないんだ。小人閑居して不善を為す。古いか。
仮面ライダー、がんばれ!
今日は仮面ライダーに会う為にわざわざ道に迷ってしまった日。
人生わき道にそれるのも時には悪くない。
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コメント
いいな、いいな~!
写真の黄色っぽいスーツは仮面ライダーザビーですねっ!!
スーツアクターさんって大変なお仕事ですよね(勿論スタッフも)。どんなに悪天候でも、そして危険なロケ地でも、身体を張って頑張ってる姿に心打たれます。
実は先日、仮面ライダー1号に入っていた方を偶然地元でお見かけして、私の夫はとうとう声まで掛けてしまいました(苦笑)
ファンの応対に慣れていらっしゃるのかも知れませんが、とっても感じの良い方でした。身体を鍛えている方は、礼節も重んじるのだな~と思った瞬間でした。
投稿: 麻波郎 | 2006年6月28日 (水) 11時20分
スーツアクターっていうんですね。いいネーミングですね。
ビジネスマンも「リーマン」などと蔑称で呼ばないで、「スーツアクター」と呼ぶといいのに。
被り物はかなり分厚くて、中のアクターさんは汗びっしょりで頑張ってました。
本当に真剣に労働してる姿は、男の僕でも応援したくなりました。
こういう真剣さが、集団でモノを造り出す時に現場の空気をピーンと引き締めるみたいです。
麻波郎さんご夫妻が仮面ライダー・ファンだったとは、驚きです。
チャーリーはずうずうしいから、今度遭遇したら、サインをねだってみますね。
投稿: チャーリー | 2006年6月28日 (水) 20時43分