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2006年6月 5日 (月)

映画「ショーシャンクの空に」の暗喩。

元気にしてくれる映画を選ぶとすれば、きっとBest5にノミネートされそうな「ショーシャンク・・・」。レンタル・ショップのバーゲンで100円でまた借りてしまった。

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何度観ても感動できる、稀有な映画。その理由が今回、再見してわかった(ように思った。)ネタバレしないように記します。

この映画は、「希望」についての物語です。生きる上で、希望が如何に大切かということに、ひとつの答えを与えてくれます。

ショーシャンク刑務所は実は暗喩(メタファー)であり、刑務所はこの現実世界であるということでしょう。

アンディという主人公(あるいはヒーロー)が自由を獲得するまでの知恵と教養と忍耐の物語。それは皆の憧れ、象徴でもあります。

モーツアルトの音楽の美しさや、読書の大切さをアンディは人々に広め、たとえ囚われの身であっても、こころは豊かに羽ばたけることを体現していく、アンディ・デュフレーン・・・。

スティーヴン・キング原作「刑務所のリタ・ヘイワーズ」のリタ自体もメタファー(暗喩)で、憧れや夢そのものの化身。

劇中に挿入されるリタ・ヘイワーズの「ギルダ」は、DVDで借りられます。輝くような白黒映画のリタ・ヘイワーズは、モンロー以前のアメリカのセックス・シンボルでした。彼女の踊る姿は、目を奪われる程の魅力です。(「ギルダ」は彼女の代表的作品。)

銀幕スターの輝きは、現実世界と映画との関係を示しています。

夢がアメリカを牽引してきた・・・そんなことを、今回感じながら、何回目かの「ショーシャンク・・・」を楽しみました。

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