「貌」と書いて「かお」と読ませる。白鳥真太郎氏が人物の貌を狙ったモノクロームの写真集である。何気なく手にした写真集の一枚、一枚に魅入ってしまった。
例えば、シャロン・ストーンは輝くようだ。「顔」の奥に秘めたその人の過去の生き方まで、レンズはあばいてしまう。
味があるのは中高年の男性の「貌」。いい人生はいい貌を造る。そして陰影のある貌は、歳をとっていてもセクシーだ。いい人生とは苦労のないつるっとした人生ではない。
自分の貌はイケテルだろうか?
もっと老けていかなくては本物の貌に辿りつけないな。
しっかり生きて、頑張らねば。
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