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2006年7月20日 (木)

ジェリー・ブラッカイマーを学ばねば

「パイレーツ・・・」は全世界で733億以上の売上げをマークしてるそうだ。勿論ジョニー・デップの人気、娯楽の幕の内弁当的造りが貢献。しかしもともと海賊映画が大ヒットするジャンルではなかった。鍵はハリウッドきってのプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー。

プロデューサーというとどこぞの国では横領・空出張・麻薬・淫行・盗撮・・・と評判の芳しくない職業である。国営放送局、民放は特にひどい。放送免許を問われてもいい話。楽してお金を得るとPは腐敗しやすいのかな。

この業界「いかがわしい」だけの人間も多々いる。市場開放が進めば駆逐されるこの人種が閉鎖社会の中では幅をきかせるの図。しかしジェリーは凄い商売人だ。

観客が見たいと思わせるツボを心得たビジネスマン。「パールハーバー」ではジェリーの名前で売ってた節がある。「パイレーツ・・・」も然り。あの男の映画なら面白いはず。そう思わせたらジェリーのブランド・ビルディングは完成だ。

あの「トップ・ガン」のクレジットにジェリーの名を見たとき、やっぱりすげえ・・・と思っTopgunfront た。この映画のおかげでアメリカ軍への志願者が増えた。それ位魅力的にこの世界を描いた。トニー・スコットの力量も大。トムやヴァル・キルマーの起用、音楽、成長物語とドッグファイトの空中戦。確かに映画的な幕の内弁当になってたっけ。

緻密なマーケティング力、と何より大衆の見たいとする欲望をきちんと読める一級のビジネスマンに違いない。本当にビジネスマンとしてできる日本のジェリーが出てほしい。

Topgun ところで、ジェリーは日本の幕の内弁当を気に入るだろうか?

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