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2006年7月 7日 (金)

あと一日しか生きられないとしたら

あなたは何をしますか。ー『<世界>を書く技術と思想』(ミネルヴァ書房/著者・山本武信)。

21世紀のメディア表現に求められる世界観について元・国際ジャーナリストの筆者が著した探求書。その17頁に筆者からのこの質問が。

一日か。短いなあ。考えた。

それはこんな風に始まるー。

二人の息子たちと一日を過ごす。奥さんも一緒に。彼女の手料理で3回の食事を皆で楽しむフレームワーク。早朝は海へ。それから朝食を。9:00am~図書館へ足を運ぶ。古今東西の人間の叡智。その活用法について館内を散策。13:00pm~昼食後に大学へ。大学生活のポイントを助言。14:30pm~それから銀行へ。二人に口座を開設。お金の失敗談とお金とのつきあい方のポイントを伝授しつつゆっくり散歩。macでお茶を。ママのお買い物の手伝いなどして。17:00pm~夕食前に出来ればスーパー銭湯へ。20:00pm~夕食後に馴染みの焼き鳥屋へ。お酒の飲み方のポイント。女の人との付き合い方を我が失敗談を例に伝授。21:30pm~帰宅して家族で映画を観る。22:50pm~親友に電話を。近々再会を約して。夜が更けて。23:30pm~川の字になって休む。23:45pm~子供たちと奥さんの寝顔を見たい。感謝する。23:50pm~そして僕は一日をしたためる。23:59pm~今日の幸せを感謝して眠りに付く。

誰もがみな毎日「あと一日」を過ごす。あと何日・・・と指折り数えている自分の時に関する考え方を改めねば。

息子たちにまだまだ重要なこと・教えるべきことがある。だから死ねない。生きなくては。

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コメント

あと一日しか

投稿: joy | 2008年10月13日 (月) 22時34分

>joyさん

2年前の七夕の日に書いた記事を、joyさんのお陰で、再読しました。

いろいろ実現したとも思いますが、まだまだ実現できないこともありました。

今の自分ならば、この質問にどう答えるのだろうか?

そう自問します。

投稿: チャーリー | 2008年10月14日 (火) 12時56分

丁寧なレスポンス、有難う御座います。先週は、短文で意味の分からないコメントをして申し訳ありませんでした。
たまたまこのブログに立ち寄りこの記事を読ませて頂き、色々と考えさせられるものがあり、足跡を残したく書き込みました。
私は今、医師を目指して勉強をしています。自分の余命を意識しながら生きる人々と対話をするこの仕事に携わるには、自分自身、己の限りある人生をよく見つめておかなければならないのかもしれません。

投稿: joy | 2008年10月19日 (日) 00時44分

>joyさん

コメント、どうもありがとうございました。

joyさんは、きっとお医者さんになる前から、お医者さんになる資格を有しているのでしょう。

よりよく生きようと真剣になるのは、時間が無限ではないと心底思うようになってからかもしれません。

若いうちは、時は無限にあると思ってていいと思います。

例えば、子供ができて、その成長をみつつ、支援しなくてはと思う頃になって、人生の経験も多少経験し、人は壊れやすい(フラジャイル:確か大江健三郎氏の喩え)と知ってから、やっと時の有限を知ったりします。

世代から世代へと、バトンを渡すことを受け入れる時が人にはあるということでしょうか。

また、時には立ち寄ってみてくださいね。

投稿: チャーリー | 2008年10月20日 (月) 15時56分

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