傑作の光を映画館で浴びる
「バウ・シリーズ」30周年記念映画祭が7/15(土)から始まる。タイトルのコピーは週刊文春7/6売号・123Pの記事より。
“傑作の光を浴びる”-うまいことをいうなあ。どうせ浴びるならいい映画館で。日比谷シャンテシネ。
94年に大ヒットした『ピアノ・レッスン』は切ない恋の映画だった。女性監督が描く恋は激しくて、きっとジェーン・カンピオン監督は激しい恋を経験したに違いないと思った。映画を観て、肉体的な「いたっ」という“傷み”を感じた。
サウンド・トラックのCDまで買った。MICHAEL NYMAN(マイケル・ナイマン)のサントラは音楽で充分この“THE PIANO”に象徴された女性の性愛の狂おしさを歌い上げる。声なき主人公は現代音楽の作曲家ナイマンの旋律によって声になる。
結局のところ男性は女性の愛の力には叶わない。
ハーヴェイ・カイテルが実にいい。
予告編が観れて楽しいページはこちら。
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コメント
わたくしも「ピアノレッスン」のCD持ってます。
ただ、それだけですけど(>_<)。
この映画の音楽が素敵で、
映画も見ていないのに買ってしまいました。
その後もちろん映画はテレビで見ましたが。
BOW映画祭では、
「DEAD MAN」が上映されるので、
見に行く予定です(^.^)。
投稿: ツッキー | 2006年7月10日 (月) 21時04分
ピアノ・レッスン、好きです。
広い海岸にぽつんとあるピアノ。
天使の羽をつけたまま山あり谷ありの道を走る娘。
ラストの海のシーンもすべてきれいで、それと同じくらいこわくて。
投稿: ももんが | 2006年7月11日 (火) 01時25分
◇ツッキーさんへ
CDが先なんですね。マイケル・ナイマンが聞いたら喜びます。あの旋律は主人公エイダの魂の声。だから繰返し聴けるんでしょうね。
でも激しい。
恋はゲームじゃなくて生きることなんだ。
ハーヴェイ・カイテルも濃いなあ。男の色気。
あの海岸線を散歩してみたいチャーリーです。もちろんヘッドフォンからはナイマンの旋律がきこえるセッティングで。
投稿: チャーリー | 2006年7月11日 (火) 03時56分
○ももんが さんへ
最後の海のシーンは怖いですよね。
この女流監督の凄いところがでてますねぇ。
あのロープ、(あっイケネ)ネタバレしないで書くって難しい・・・。
女性に圧倒的に支持される映画。男性で腰がひける人、多いかも。自分が投影できる男性ってところで迷う。自分が女性になりきると女性に感情移入できる。
チャーリーはハーヴェイが可愛いなあと思います。
投稿: チャーリー | 2006年7月11日 (火) 04時04分