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2006年8月 6日 (日)

泣ける映画ー4本

涙を流すとストレス発散に良いそうで、泣ける映画を友人に訊ねられた。以下その回答。

①「砂の器」・・・中井君のTVドラマではない方。(脱線しますが、こちらはドリカムのテーマ曲が良い。)

映画「砂の器」は、あの旋律に乗せられて父子の放浪の旅のシーンあたりが涙ポイント。

少年が遠くから小学校の校庭で遊んでる子らを望むシーン。菜の花が咲いてたような記憶がある。普通の社会から拒絶された少年の孤独に胸が痛む。涙。

②「道」

有名なフェリーニの映画。知恵遅れの女性ジュリエッタ・マシーナ(フェリーニの奥さん)を失った後、夜の浜辺で嗚咽するザンパノ。愛はなぜ失われて初めて気づくの?涙。

③「真夜中のカーボーイ」

最後のマイアミ行のバスのシークエンスが涙ポイント。若いジョン・ボイドがダスティン・ホフマン演じるラッツオ(鼠)の亡骸を抱いて前を見詰める。失って始めて知る愛の尊さ。マイアミの椰子の木がバスの窓ガラスに流れてく。憧れの地に辿りつけなかった悲劇。涙。

以上かって泣いた思い出の<涙映画>。


④「クラッシュ」。

アカデミー賞受賞した方。クローネンバーグ監督の「クラッシュ」を間違えて借りないように。

「クラッシュ」は今の世界が直面してる憎悪の連鎖をドラマ構造に持つ。最後にほのかな希望で終わるあたりが凄い。LAを知ってる方ならなおのこと。お世辞抜きに必見の映画。涙ポイントはネタばれになるので、秘密にします。

いい映画を観て、人目を気にしないで嗚咽する。真夏の暑気払いにいいかもしれない。

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