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2006年8月17日 (木)

赤坂「ざくろ」のお昼ご飯

赤坂・元TBS会館の跡地にビルが建設中である。持ち主はTBSで、TbsPhoto_292Photo_293 とうとう不動産事業にTBSは進出したか、と感慨深い。本業が駄目になっても不動産業で食ってける・・・懸命な選択なのかもしれない。TBSを志望する学生は将来不動産管理会社に勤務する覚悟がいるだろう。

その建設地の右隣に赤坂のしゃぶしゃぶ屋「ざくろ」のテナントがある。今日のお昼は親友にご馳走になってしまった。僕は極めて「餌付け」に弱いという体質的弱点を持つ。親友は彼の会社で権力を行使して僕にお昼をご馳走してくれた。本当にありがたいことだ。

黒毛牛の「牛ロースステーキ丼」を頼んだ。一番安かったのがこれ。1700円也。

仲居さん複数名、支配人と思しき人がうやうやしく挨拶をしてくれる。こういう従業員を養ってのこの値段か・・・。確かに美味しい。しかし料理に費やしたコストより人件費の方がいかばかりかと思うと複雑な気持ちになってしまう。

ここのお客さんは接待や社用族が多いのかもしれない。もしも例えばTBSの社員が自腹で普段から1700円のランチを食べてるとしたら、早晩「吉野家」の牛丼を慈しむことを希望します。企業から多額の出費で富が蓄積されてTBSの新社屋が建設されたと考えてみよう。電波で空気・時間を売ってる会社である。もしもその企業の広告宣伝費が価格転嫁されていたら、消費財はもっと安く提供されていただろう。その富の一角を社員が分配され高額の給与を得てお昼の1700円のランチを平気で食べてるとしたら、こちらは富の偏在ということになる。日本最後の独占事業。放送という許認可事業にメスを入れた方がいい。

美味しいものをご馳走になりながら、こんなことを思ってしまった。

NHKや民放の社員に不祥事が絶えないのは、小悪党が生れやすい企業体質があるということだろう。高給で小人閑居し不善をなすか、あるいは職務権限の大きな属人的仕事がキックバックを横行させるのか、僕にはわからない。しかしfact is fact.である。

わかってる真理はただひとつ。

「勤勉は未来を、怠慢は今を豊かにする」 

コメディアン/スティーブン・ライト氏の名言である。

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