すべての女は美しい
写真家・荒木経惟(あらき・のぶよし)氏のアラーキーらしからぬ書名。大和書房「だいわ文庫」から2006年9月15日第一刷発行。書店の平台をサーチしててレーダー発見す。
天才写真家の本音がきける。アラーキーは後世に残る天才です。女性の中には受入れがたく感じる方もいるだろう。僕もNo thank youの領域がある。けど凄い。特に女性のポートレイトではドキッとさせるものがある。こわいもの見たさもある。彼の写真には日常の風景を切り取ってもどこかに死の影が射してたりする。要は凄みがある。
いい女は“天女”である。女はすべて「女優」である。頭がいい女のすごさ。やっぱり写真は情事だ。・・・ここには書きたくない見出しが並ぶ。とても面白い。誤解を招くが面白い。
きれいごとをいったり、きれいごとを撮る人はあまたいる。けどアナーキーではない。予定調和の人々。コマーシャルで芸術家を気取る人間も多い。
しかしアラーキーはアナーキーである。
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