映画「マイアミ・バイス」は男やねえ

ネタバレなしの賛辞。某女性映画評論家の批評でケチがついてたので木戸銭払って鑑賞。監督マイケル・マンの大ファン。

「ヒート」「インサイダー」「アリ」｢コラテラル」と全部みてる。「アリ」を除けば全部いい。①「ヒート」②「コラテラル」③「インサイダー」の順。男を美しい生き物のように描ける監督。女性の描き方も憎いほど上手い。では「マイアミ・バイス」は？勿論ＯＫ。某女性評論家はきっと木戸銭払わず映画をみた。それでケチつけた。ペンで戦う気骨なかりせば。この映画に勝てない。もう新聞やＴＶで映画を語る人よりもｎｅｔの人の方が教養も鑑賞眼も上。つまらぬ批評などなくていいのに。提灯持ちもＮｏ　ｔｈａｎｋ　ｙｏｕ．

ナイト・シーンが多い。ハイビジョン・カメラがメインフレーム。夜の空の陰影（雲や夜景の色合い）が映しだされる。「コラテラル」のように濃度ある官能的な色彩ではなく「アリ」の時の様なドキュメンタリー・タッチ。そしていい男にはいい女。コン・リーは好みでないが欧米人にはいいのかな。オリエンタル・ビューティーで絵空事にしてない。銃撃シーンも鋭い。生々しくない夜でよかった。

唯一欠点は長いぞ～。ステーキをお替りしてるみたいで堪能。満腹。公式サイトはこちら⇒　◎