カミカゼ特攻 と10月の総括。
企画資料として「特攻」関連の書籍を何冊か読んだ。「特攻」から今の時代に警鐘が発せられてる気がする。
①愚かな戦略・戦術を日本人は編み出した。②それを遂行することになったのは十代から二十代の若者であった。③なんら「特攻」を統帥した権力に対する総括がされていない。④死者は物語れない。しかし遺書を残してる。⑤米軍はフィルムでカミカゼの戦闘を記録してる。⑥命令を出した者の顛末が知れない。
現代日本で制度疲労や病んだ事象が続発してる。そういうことは戦後61年、あの戦争を総括せずに責任回避して経済的な欲望を肥大化させた結果として生じてるのではないか?ーそうこの頃感じる。文化や芸術、情操、地域社会への貢献、人間の徳というものを隅に押しやって蔵を建てた人々。建てようとして失敗した人々。蔵を襲おうとする人々。
一番生きることで大切なものは何か?を答えられる大人でいたい。
10月が終るのでその総括を。11月は僕の誕生月。
また武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」を聴きたくなった。
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