映画「トゥー フォー・ザ・マネー」は
かなり面白い。アメリカではスポーツ賭博が年間2000億ドルの市場を形成してるという。その内幕を描いたエンタテインメント。
アル・パシーノ、マシュー・マコノヒーが素晴しい。久しぶりに骨太の娯楽作品をみて満足した。
アメリカという国のマネーへの飽くなき渇望がよく描かれてる。そしてギャンブルが実は依存症であることもキチンと描いてる。この映画をみればかの大学教授もギャンブル依存症であると判る。収監よりも病院や自助組織で治療すべき性(さが)。
DVDの特典映像には実在のスポーツ賭博で活躍してる人物(ブランドン・ラング)と脚本家との対談がフィーチャーされてる。これがまた実に面白い。
コトバを武器にして稼ぐ男がどういうしゃべり方をするのか、見ものだ。人間という不完全な動物に対する洞察力が素晴しい。この映画を観てれば、ギャンブルの深みにはまらぬのではないか?と思えてくる。
ただし僕はギャンブルを全くしない。したこともない。仕事がそれに近いから。
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