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2007年3月25日 (日)

映画「フラガール」 をDVDで

日本アカデミー賞総なめ、HMVの店頭でプロモリールを恋人たちが熱心に見てた。それが印象に残ってたのでDVDで。蒼井優さんが光る。

Photo_99もうひとつの主役はボタ山。炭鉱の町の再生を賭ける“プロジェクトX”。

石炭の採掘ででる温泉を元手に、炭鉱の町の娘たちをフラガールにした観光事業。「常盤ハワイアンセンター」の実話。東北にハワイを・・・という大胆な発想。フラガールたちが地方巡業してPRするあたりの周到さ。新規事業の鏡。この映画のヒットのおかげでまた客足が伸びてるらしい。ラジオで知った。

カッコつけてない処がいい。さしずめ今ならプロのダンサーを招聘し、広告宣伝費を注ぎ込んだりして体裁つくるのが関の山。手塩にかけてこその村おこし、町おこし。

それにしても、女よあなたは強い。

家計を支えるなら、脱ぐこともいとわず・・・といったフラへの誤解を乗り越えて応募してくる女性たち。逞し~い。

一方で、男はひ弱。炭鉱から脱皮するのに後向き。仕事への誇りが転進を阻む。時代の変化の波をまともに浴びて、それを乗り越えることができない人々も。酒に憂さを晴らせるものか。男ってそういう処あるなあ。中島みゆきの「時代」を思い浮かべる。

この映画は、ひ弱にみえる女性たちの変化の物語。

さなぎから蝶に生まれ変わり、フラガールへ。

もう一つのDREAMGIRLSの物語。

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