コンバット から 逃亡者 へ そしてローハイド
夕食後早寝してしまい、気がついたら午前0時を回ってた。TV(BS)で昔懐かしい「コンバット」をやってた。
サンダーズ軍曹。ビック・モロー、懐かしい。いつも憂鬱な顔をしてるけど持ち味は「やるときはやる」という処。かすかに微笑むその笑顔の落差が魅力的。
スピルバーグの『プライベート・ライアン』以来、戦争映画はスプラッター・ムービーに。この「コンバット」では当然のことながら弾があたっても死んだふりをしたよう。それがいいね。人間ドラマだからね。
そして「逃亡者」のあの暗記した前口上。リチャード・キンブル。職業・医師。正しかるべき正義も時としてめしいるときがある・・・。今の時代のTVにはない名文。昔のクリエイターは偉いぞ。映画タイトルの付け方も昔の方が素晴しかった気がする。「地上より永遠に」と書いて「ここより とわに」と読ませる。
デビット・ジャンセンといったっけ。どうみてもスーパーの店員には向いてないぞ、あのポマードの黒髪は。それにあの胸毛はどうだ・・・。放送コードに引っ掛からないのか、胸毛は。毎回波乱万丈の人間ドラマ。逃亡生活も楽じゃないぜ。現在 今日そして明日を生き抜くために・・・。
こういうドラマをみて育った。
時として、ロバート・アルトマンが「コンバット」の演出をしてたりする。「ローハイド」でサム・ペキンパーが腕を磨いたと伝記で読んだ。
アルトマンもペキンパーもすでに鬼籍に入った。ボクらは素晴しい映像作家に恵まれながら育った世代なのだということが今夜判った。
アルトマンのmy best oneは「ショート・カッツ」。ペキンパーのmy best oneは「ゲッタウェイ」。あの滅び行く男たちの詩情が懐かしい・・・。
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