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2007年7月31日 (火)

ベルイマン監督の逝去の報に接して

20世紀を代表する映画の巨人が亡くなった。今の若者には「ベルイマンなんか知らないよ」、それが本音だろう。

けれど映画を造るなら、あるいは語るなら、ベルイマンを知らずして何が語れるだろうか?

熱烈なファンではないけれど、ベルイマンの偉大さは分かる。あのギリギリと人間の存在を搾り出す映画は、快楽ではなくむしろ苦痛ですらあった。

「野いちご」「処女の泉」「ペルソナ」「沈黙」「叫びとささやき」・・・。

モノクロームの世界に濃密な人間の相克を描いた人。映画の世界を豊饒にした人。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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コメント

主人がベルイマンが好きで
若い頃、よく岩波ホールに観に行きました。
私にはちょっと難解でしたが
でも、「良い」ってことはわかりました。

はじめまして。
少し前から
時々、遊びに来ています。

投稿: のんびりこ | 2007年7月31日 (火) 20時27分

>のんびりこ さん

コメントをお寄せいただき、ありがとうございました。

「岩波ホール」・・・懐かしいですね。ひとつの時代、岩波ホールは芸術系映画のメッカでしたね。

忘れられないのはタルコフスキーの「惑星ソラリス」。岩波ホールで観ました。字幕にバッハのシンセサイザーのことを「電子音楽」と訳してたのが、何故か印象に残っています。

ある時代を、ご主人と岩波ホールで過ごされたんですね。

投稿: チャーリー | 2007年8月 2日 (木) 21時03分

シンセサイザーを「電子音楽」
・・なんだか良い言葉ですね

時代と呼べるほどの月日を
一緒に過ごしてきた人がいる
というのは、幸せなことですね
チャーリーさんのコメントを読んで
改めてそう思いました
もちろん、長い間には
いろんなことがあるわけですが
やっぱり「時間」は財産なのですよね。

投稿: のんびりこ | 2007年8月 3日 (金) 00時08分

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