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2007年9月24日 (月)

「こわれゆく世界の中で」をDVDで

アンソニー・ミンゲラの映画は是非観たかった。彼の「イングリッシュ・ペイシェント」と「コールド・マウンティン」は心に刻まれている。

原題「Breaking and Entering」。ロンドンの都市開発のクラッシュ&ビルドを背景に新しい人間の関係の始まりが描かれる。

070105_kowareyuku_sekai_subジュード・ロウがいい。本当に美しい。おそらく等身大に近いジュード・ロウが建築家の役を演じてる。

それにしても、何故アンソニー・ミンゲラはKissシーンの演出が上手いのか?アメリカ人には描けない。もちろん日本人にも。イタリア人を両親に持ち、ロンドンに住んでるからか?

この映画もアメリカでは生れようのない映画。ロンドンの背景とヨーロッパの風土があってこそ成り立つ設定である。

大人の映画で誰にでも楽しめるとは云えないけれど、ボクはジュード・ロウの心の軌跡を楽しんだ。音楽のアンダーワールドとガブリエル・ヤレドが静かで美しい旋律を聴かせてくれる。

この映画の影響でMacBook Proを買うかもしれない。誰にもジュード・ロウにはなれない。けれど、共通する何かを同時代に分かち合いたい。

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