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2007年10月21日 (日)

「レバレッジ・シンキング」

ベストセラー「レバレッジ・リーディング」の著者・本田直之氏による新作を読んだ。労力・時間・知識・人脈にレバレッジをかけ、少ない労力で大きな成果を生み出す仕事術を展開する。

著者が繰返し言及する“Doing more with less”(少ない労力と時間で大きな成果を獲得する)というConceptは様々な分野に適用できそうだ。

「お金」の大切さは、ほとんどの人が認識するけれど、「時間」の希少性について実感してる人はまだ少ない気がする。

時間資源が無尽蔵に残されてるように錯覚するのが人間だ。万人に等しく分配される“時間”はしかし“貯金”ができない。そんな時間を再投資する考え方には共感を覚えた。

プロスポーツの選手の場合、<トレーニング:試合>の時間比率は<4:1>と云う。翻ってビジネスマンの平均値で<学習・研究:仕事(試合)>の時間比率は<1:60>程度。(総務省の統計によると一日わずか10分程度しか学習・研究にビジネスマンは当てていないらしい。)

本田直之氏の幻冬舎新書『レバレッジ時間術ーノーリスク・ハイリターンの成功原則』にも具体的方法が展開されてる。

人は年を重ね、「時」の有限性を学ぶけど、「時」を失って初めて「時」の価値を知るのは惜しい気がする。若いうちから「時」の価値を知って、行動できるといい。

この本に「時」という財から成果を引き出す仕組が記されている。

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