読書週間に 読書習慣を考える
1ヶ月に一度も本を読まない人が五割ーそんな調査結果を朝のTVでやってた。
確かに本がなくても生きていける・・・かもしれない。
フランスの映画監督フランソワ・トリュフォーがSF映画『華氏451』(1966)で描いたのは、書物が禁じられた時代。書物が発火する温度の原作はレイ・ブラッドベリ。故トリュフォーは書を愛した映画人だった。
ナチスの焚書事件のニュース・フィルムを昔みた。本を焼く目的と本の価値を、逆説的に示すショッキングな映像だった。
本を読まない人は、読まないのだろう。読まなくても生きるクオリティが変らないと思うなら。けれど、本が人類の叡智を伝承する装置であることに変りない。
自分の人生はいまのままでよい。現実肯定的な人が多いことなのかもしれない。あるいはTVやインターネット等、他の媒体で情報が入手できるからかもしれない。
それでも、ボクは本を読む。
本が本当に好きだ。
毎週日曜は、図書館で勉強する。
折々のテーマで書架から数冊選び、読み進む。ノートにメモをとる。一冊の本で、運命が好転したこともある。本は教師。こちらの都合に合わせてくれる唯一の教師である。
尊敬する故スタンリー・キューブリックは、夥しい書籍を読破した。ナポレオンの映画化を構想してたキューブリックは数百冊のナポレオンの関連書物を読んだ。その道の大家になって彼は映画に挑んだ。
彼もまた独学の人。きっとキューブリックは若い頃は、図書館に親しんだに違いない。
そんなキューブリックを、ボクは敬愛する。
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コメント
凄い、最近は読書するにも目がショボショボ。
若いうちですね。
投稿: のびぃ太 | 2007年10月29日 (月) 14時42分
>のびぃ太さん
そうですね。読書で目を悪くしないように、注意しないといけないと思います。
昔は目が疲れたら、遠くの景色を眺めて目を休めるようにって、学校の先生に云われた記憶があります。
その頃、東京にはまだ高い建物も少なく、大空が広がってました。
今は、遠くの景色をさえぎる壁や障害物をぬって、視線を伸ばさなくてはなりません。
投稿: チャーリー | 2007年10月30日 (火) 12時40分