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2007年12月 4日 (火)

ちくま新書「ウェブ時代をゆくーいかに働き、いかに学ぶか」

梅田望夫(うめだ・もちお)氏の昨年のベストセラー『ウェブ進化論』から、この時代を生き抜く勇気をもらった読者のひとりとして、その完結篇とうたわれる本書を買わない訳にはいかなかった。

新書で240頁を超えると、新書にも厚みが出る。

梅田氏は徹底してオプティミズムを貫く。

ー「新しい事象を積極的に未来志向でとらえ、挑戦する若い世代を励ましつつアドバイスを与えることのできる「知的で明るい大人」が増えなければ、未来の創造はできない。」(同書P14)

知的で明るい大人でありたい。そう願う。

生き残るためには、知的で明るくなければならない。

梅田氏はある意味で扇動者。アジテーターは革命期に必須な存在だ。

暗く否定的な人間が多いときにこそ、明るく肯定的な人間が求められる。

今の時代が革命期にあるという時代感覚を持つ者だけが、これからの十年間を生き抜いた先に、歴史上稀な時代を自分は生きたという感慨を持つことだろう。

流されてもいいから、生き抜いて、そんな感慨を、眺めの良い所で味わいたい。

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