再び映画「こわれゆく世界の中で」
何ヶ月か前に観たジュード・ロウの映画をもう一度観たくなってDVDをまた借りた。
アンダーワールドの音楽を普段ipodで聴いていて、自然とTOKYOの風景と、この映画の背景のロンドンを重ねてみてしまう。
ジュード・ロウは、都市再開発の建築家。日本のトレンディ・ドラマと違って、現在のロンドンの鼓動が伝わってくる。
この映画に登場する人物たちは、大人も子供も「ゆらいで」いる。その時代感覚が、今生きている自分にも通じる“ゆらぎ”に近い。
映画らしい事件やドラマはあまりなく、小さな事件、穏やかな展開で、ある希望を残す形でこの映画は終る。
誰にでもお勧めする映画ではない。なぜなら、「面白いよ」と云えるかどうか、微妙だから。
ボクが面白いのは、きっとジュード・ロウの演じる男とは、いい友人になれるだろう、と思うこと。
彼と自分を結びつけるのも奇妙だが、澄んだジュード・ロウの姿に今を生きる希望を共有できるからだろう。
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