PLAYBOY 世界の見方を変えてくれる50人の言葉
月刊プレイボーイ最新号が、言葉にまつわる特集を組んだ。
言葉は、人に勇気や生きる希望を与えてくれるもの。それを思い知る。
名著『夜と霧』を著したヴィクトール・E・フランクル。ナチス強制収容所を経験したユダヤ人医師フランクルは、戦後、収容所から解放され、精神科医としてロゴテラピーを創始した。人間の可能性を悲惨の最中でも見失わなかった彼は、こんな言葉を残している。
人間とは、ガス室を発明した存在だ。
しかし同時に、
ガス室に入っても毅然として
祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。
そんな言葉と47歳で急逝した詩人・寺山修司氏の言葉がどこかで呼応する。
詩人にとって、言葉は凶器に
なることも出来る。
私はジャックナイフのように
ひらめかせて、
人の胸の中をぐさりと
一突きするくらいは朝めし前で
なければならないな、と思った。
だが同時に言葉は
薬でなければならない。
さまざまな心の傷手を癒すための薬に。
いつの間にか、得をするためのハウツー本が増えてる。どうすれば人を出し抜けるか?年収を10倍にするには?そんな本ばかり書店の平台を埋めてる。
本当のPLAYBOYが少なくなった気がする。
PLAYBOYとは人生を楽しめる洒脱な大人のことを云うのだろう。
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