学んだことを活かすー「最前線のリーダーシップ」
最前線というのはビジネスの現場、フロントラインである。
弾丸が飛び交い、地雷がある平原を歩かなくてはならない。
ビジネス・シーンでは、時に信頼が一瞬で崩れ去る。味方だと思ってた相手の裏切り、離反、クライアントとの紛争など、「命取り」に相当することが日常的に起こる。
新刊「最前線のリーダーシップ」に出合った頃から今日まで、実は困難な局面の舵をきらなければならない事態が続いてた。
それを今日、とてもうまく乗り切ることができて、うれしかった。
本のお陰である。
ボクにはクライアントに忠誠を尽くすがゆえに、自ら出来ることならクライアントのためにして上げる傾向があった。それがこの本によると、ボクの脆弱性ということになる。
それについて、この本は警鐘を鳴らすのを、ボクは見落とさなかった。
肩代わりすると、クライアントに依存性を生じさせるのだ。そしてさらに事態が悪化した時には責任を取らされるというリスクを背負い込むことになる。
リーダーシップを発揮しながら生き延びる5つの方法のうちのひとつ、「当事者に作業を投げ返す」を試す機会が、やってきた。
Give the Work Back
「問題を引き受けない」「1歩引く勇気を持つ」ことがこれ程、有効なのか、と思い知る。
今朝、会議のために準備した。
会議のストーリーを作成した。これは冷静に、クライアントにしてもらうべき仕事を明示して、ボクが肩代わりするのではなく、取組んでもらうための筋書きである。複雑なのでメモにした。そして自然にクライアントが思えるような順番で話を進めた。
とても気持ちよく、1時間の会議が終った。
クライアントと自分が共通のPrj.メンバーとしてパートナーシップを持てたと確信した瞬間である。
みんながハッピーになれるのは、共に困難を乗り越えた時。
そういう時に役立つ新たな智慧を、今勉強してる本から得ることができて、うれしい。
勉強してて良かった。
◎過去の記事ー《新刊「最前線のリーダーシップ」》
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