書籍『黒字のための「5×6」の法則』
光文社ペーパーバックスの新刊、正式な書名は<破産から再起した社長が教える 黒字のための「5×6」の法則>。「5×6」はゴロクと読む。
同ペーパーバックス「カッコ悪く起業した人が成功する」を著した鈴木健介氏の新作。
昨年blogの記事を目にされた鈴木氏からご連絡をいただいた。文章の一部を引用したいとのお申し出。喜んでお受けした。
ブロゴスフィア“blogosphere”(ブログ圏)を、身をもって体験する思いだった。
新作で再びその一文を引用してくださるとのご連絡をいただき、楽しみに本を手に取った。
光文社ペーパーバックス、1000円札を差出すと1円のお釣りがくる。この感覚は面白い。1円帰ってくる処にちょっとしたエスプリが生れる。
手にとって、やはり自分の一文が気になり、それを確認した。照れくさい気持ちと共に、自分の言葉がいつのまにか独り歩きした・・・そんな感慨があった。
著者のあとがきには、ひとことで、この本の紹介がある。
ー起業を育てていく過程において「やってはいけないこと」「なすべきこと」を、5つのステージと6つのステップに応じて記した本。(引用おわり)
ビジネス書には成功したとする人の成功法がかかれることが圧倒的に多い。鈴木氏は破産からの再起という逆境で得た実践的な方法を説く。そこが類書と異なる点だ。
人は誰もが夢をもって起業する。しかし起業した人の70%が3年以内に事業撤退してる現実。(同書P46)
その現実の中で「生き延びる」「生き残る」ための智慧が、簡潔に語られる。
例えば
ー「事業を行う」とは自分が儲けることではない。事業を行うのは、「周りを儲けさせるため」。(同書P21)
ー客は神さまではない。(同書P55) やってはいけないこと<客をつくる>vs.やるべきこと<客を見つける>。
結局、武士の商売は誤ることが多い。徹底した顧客主義を考えると、名刺のカスタマイズにまで思考がたどりつく。
慢心してる人は、「やってはいけないこと」をどう読むだろうか?
きっと読み飛ばす時が、慢心の証になるのだろう。
本の国、ニッポン。新刊すら書店で探すことが多い。
新宿・紀伊国屋書店。ビジネス書コーナーでE14「経営管理」に・・・。
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