新刊「最前線のリーダーシップ」
竹中平蔵氏が監訳したハーバード・ケネディスクールの研究者の新刊。帯には「変革に挑む人々が、危険をものともせず変革を成し遂げるための技術と心を習得する」とある。
リーダーシップというのは、いついかなるときにでもその力を行使できる。例えば夕食の席であろうと、会社の会議の席上でも、国会でも、地域の集まりでも、毎日の職場でも。
特別な職にあるないにかかわらず、現状を変えなくてはならないと思った時に行使する力。
この本は、そのリーダーシップの危険に満ちた本質を、最初に呈示する。
「リーダーシップを発揮するということは、危険な生き方をするということである。」 (P15)
なぜならば人々に大きな変化をもたらすことになるから。時に既得権益を危機に陥れるから、必死の抵抗にあう。それも陰日向なく。
この本は、そんなリーダーシップの本質に基いて、次の3つのテーマを具体的に論考する。
①なぜ、どのようにリーダーシップは危険なのか
②それらの危険にどう対応すればよいのか
③困難な状況のなかで心の活力を保つにはどうずればよいか (P16)
例えばビル・クリントンがその評判を著しく落とした事件。そのケースにおける彼の状況とモニカ・ルインスキーの行動の源泉を鋭利に解析する。
権力の絶対的な孤独と誘惑。ただたんにモラルだけで断罪できる程、簡単なことではないことがわかった。そしてそんな逆境にある時、どうリーダーは身を守れるか?それをこの本は考えてる。
この本にボクは2/1出合って、親友と酒を酌み交わしながらこの本のことを語った。
新橋の居酒屋には常連さんが集い、一列になったカウンターでは和やかな寛いだ時が流れる。
ボクもまた親友と肩を並べながら、穏やかな時を楽しんだ。
この本に書かれてることが、今のボクに必要なことだと悟った。
自分はずっと危険な生き方を歩んできた。それをまず自覚する。
そこから全ては始まる。
生きのびなくてはならない。
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