「十年先を読む長期投資」
さわかみファンドの澤上篤人氏の最新刊が朝日新書からでた。
副題は「暴落時こそ株を買え」。
週刊朝日の中吊りには、6刷とある。やはり売れてるらしい。
著者が語り部となって、長期投資の極意を明らかにする。いままで在りそうであまりなかった本である。
いつも書店にいくと、株や投資関連書の棚にたくさんの本がでてることに、感心する。人間はやはり欲の動物だから、この手のものを買って研究に余念がない。
けれど、ある時気が付いた。これらの本の多くは、著者が儲けたいから書いてるのであって、読者を儲けさせてあげたいから書いているのではないことを。
そして株式市場がギャンブルであるという認識に立つならば、アマチュアはカモになるという賭場のセオリーが、ここで当てはまることになる。
この澤上氏の新刊は、しかし、なかなか新鮮である。
澤上氏の長期投資に対する信念と哲学が、ゆるぎないからだと思う。
この本を読みながら、十年後を想像する。
いまから十年前を振返ってみると、やはり信じられない変化がこの十年の間にあった。
そしてこれからの十年もまた、変化する。
十年後を明るい未来にー。
そう考えることは、とても大切なことだ。
不安がったり、評論家ぶっているよりも、ささやかであろうと、明るい未来のために行動する道を選びたい。
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コメント
チャーリーさんこんばんは☆
今日「明日発売される商品のご紹介」の電話が
私のところに参りました。
30万~だそうです。
しかも売り言葉は
「暴落時期にこそ買うと確実!
損をさせない商品が明日発売します」でした。
長期を見据えた投資とは確かに大切に見極めていく必要もあれば
リスクはそれ以上の覚悟が必要と良く聞きます。
これからはますます商品以外の
日々の生活での小さな先攻投資と思える選択が
賢い人生を組み立てていくのではないかとよんでいます。
人生を本当の意味で豊かにする投資を選択しようと思います。
from*mami
投稿: *mami* | 2008年6月 3日 (火) 00時10分
>mamiさん
美味しい話は、向うからやってこない、と云います。
損をさせない商品があるならば、薦める自分が買い込めばいいのに、ですね。
結局、自分の足と目と嗅覚で、真贋を見極めることが必要な時代になったということでしょう。
不動産にしろ、永らく日本人は国家的なマインド・コントロールを受けていて、結局大勢の人々がバブル崩壊で傷つきました。
チャーリーの世代は、少しはそんなことを教訓にして、これからの人生をハッピーに彩りたいと考えます。
ハッピーとは、ひとりだけがなるものじゃないと思っているのです。
投稿: チャーリー | 2008年6月 3日 (火) 12時00分