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2008年9月28日 (日)

小泉劇場

小泉氏の引退報道の方が、麻生政権の発足より目立つ一週間だった。

その間、放言で辞任に追い込まれる大臣も出た。

小泉氏の政治を「小泉劇場」と呼ぶが、上手いたとえだ。

週末にTVで小泉氏の政治キャリアを特集した番組をみた。

一言でいえば、「興味深い」人である。

政局の読みが抜群で、言葉の使い方が巧みである。

プロパガンダ(政治的宣伝)が、これ程、卓越した政治家は稀だ。大相撲の千秋楽で「感動した!」の一言で、国民の気持ちを掴んだ。

政治家としての評価はこれから下される。

むしろ興味深いのは、元気のない中高年の男たちに比べて、元気で好き勝手なことをやる処。

元気な六十代だ。

プレスリーを真似て、ブッシュ大統領一家の前でおどける小泉氏は、本当に楽しそうだ。

ブッシュ大統領一家も、「この人は面白い人だなあ」と思ってる表情。(多少困惑してる。)

男たちが学ぶことといえば、小泉氏のこの人間的な面白さ・強靭さではないか?

途中で投げ出してしまうリーダーをふたりも見せてもらった。

それに比べ憎らしいほど矢玉をかいくぐったリーダーだった。

国民は政治家としての小泉氏に熱狂したのではない。

小泉劇場の「わかりやすさ」とその「クレイジーぶり」に歌舞いたのである。

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