「マネーはこう動く」
光文社からこの本は2007年7月30日に出た。8月25日に5刷だから充分売れたはず。
著者は「伝説のディーラー」と呼ばれた、と書かれてる。
その195P。
ー「そんなにアメリカ経済に悲観的ならアメリカ株を売ってみろよ」と。(引用)
そんな啖呵を、一年後の今でも云ってるだろうか。
その210P。「サブプライムローン問題」の項。
ー「大変だ大変だと、日本人が騒いでいます。しかし、アメリカでひと騒ぎ終わった後に日本人が騒ぎ始めたわけで、もうすでにアメリカの株価には織り込み済みだと思います。」(引用)
一年後の今、世界は金融危機にあえぐ。
マネーは、違う方向に動いたという訳だ。
本物の知性や理性は未来を予見することができる、と そう信じたい。
そのために学んでるから。
この本もまたその参考書のひとつ(だった)。
知性もまた未来を予見し損うという貴重な蹉跌を、この本を通じ学ぼう。
しかし、今でもこの本の帯はそのままだろうか?
「一気に読めてすぐに役立つ画期的入門書」・・・。
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