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2008年10月25日 (土)

歴史の転換点 「朝まで生テレビ」

久しぶりの「朝生」(あさなま)を観て、今の金融危機の歴史的意味について考えた。

一言でいえば、「金融資本主義」の終焉、ということか。

実体経済のための金融が、デリバティブなど金融工学を駆使し巨大なマネー・ゲームを繰り広げてしまった。

そのクラッシュの始まりが今起きている。

世界は繋がっている。

インターネットの環境下で、コンピュータで設計した金融派生商品がババ抜きゲームの福袋として世界を駆け巡ってきたのだ。

福袋に毒饅頭が入っているらしいと分ってからも、それが一体いつ誰の責任において生まれ流れてきたかすら特定できず、信用収縮が起きてしまった。そして、それはまだ始まったばかりで、終りがみえない。

そういうことは百年に一度、というけれど、本当は人間が経験する未知の試練といえることだろう。

いずれ何年かしたら、新たなパラダイムによる世界秩序が生まれるだろう。

だから、いまこそ人間の理性や知性が試される。

そしてボクは、人間の理性や知性を信じる。

強欲(グリード)の末路をみた我々は、冷静になり、学び、最善の策を練って、生きていくことができる・・・そう信じたい。

この時代を、傍観者ではなく、評論家ではなく、同時代者として生き抜くこと。

それが世界的にみれば恵まれている私たちの、大きなミッションであろう。

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