筑紫哲也氏の追悼番組をみて
10日に肺がんで亡くなられた筑紫哲也氏(享年73歳)の追悼番組をTBSが放映した。
TVの制約はあるにせよ、筑紫哲也さんの名を冠した「NEWS23」が戦後の一時代と共にあったことがよく分った。
1989年から2007年までの時代は、日本も世界も歴史自体塗りかわった。その時代と共に、筑紫氏はジャーナリストとして生きた。
戦争に対する厳しいスタンス、平和の尊さを説く気持ちを繰返し説いてたことが、編集されたニュース報道をみるとよく分る。
そして、筑紫氏は怒った顔をみせない人であるなあ、と思う。
文化を愛し、きっと人を愛し、逆境にあっても辛さを内面に押し隠して、弱音をはかない人だったのだろう。
多くの人々から惜しまれる理由は、素敵な人だからだろう。
あまり夜のTVをみないボクは、お洒落な人という第一印象だった。
でも追悼番組を通してみると政治家や権力者に対する厳しい切り込み方は、やはりジャーナリストの心意気が素敵なのだ。
ひとつの歌を生涯かけて歌う人がいる。
そんなことを思った。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
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