映画「バットマン ビギンズ」を観ながらイブを過ごした
イブに「バットマン」は似合わないかもしれない。
しかし昨晩はハマッてしまった。
バットマン最新作の「ダークナイト」を観て、「バットマン」の新シリーズに鉱脈ありと思った。遡ってこの「ビギンズ」を観る。
渡辺謙は惜しい使われ方だし、東洋の「忍者」が出てくるあたりの変な描写にも目をつむろう。この「バットマン」は面白い。
人はみな社会で「ペルソナ」を演じてる。
そして人の心には痛みやトラウマがある。
幼年期があり、自らの使命(ミッション)を得るまでの道程がある。
そういうことが「バットマン」になるまでのドラマとして描かれる。
淡いロマンスがある。
正義を追求することは危険な営み、ということも、観客は知っている。
そして観客もまた、ゴッサム・シティに住んでいる。
悪に席巻されたゴッサム・シティにも数少ない正義派はいて、バットマンは連携を取り始める・・・。
そうなのだ。
バットマンは完全無欠のヒーローなのではなく、傷だらけのヒーローなのだ。
だから心を熱くする。
クリスチャン・ベールは完璧なスーツ姿で登場するが、それは内面の傷だらけの心身を包み隠したペルソナだから。
だからビジネスマンこそ「バットマン」に共感する。
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