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2008年12月25日 (木)

映画「バットマン ビギンズ」を観ながらイブを過ごした

イブに「バットマン」は似合わないかもしれない。

しかし昨晩はハマッてしまった。

バットマン最新作の「ダークナイト」を観て、「バットマン」の新シリーズに鉱脈ありと思った。遡ってこの「ビギンズ」を観る。

渡辺謙は惜しい使われ方だし、東洋の「忍者」が出てくるあたりの変な描写にも目をつむろう。この「バットマン」は面白い。

人はみな社会で「ペルソナ」を演じてる。

そして人の心には痛みやトラウマがある。

幼年期があり、自らの使命(ミッション)を得るまでの道程がある。

そういうことが「バットマン」になるまでのドラマとして描かれる。

淡いロマンスがある。

正義を追求することは危険な営み、ということも、観客は知っている。

そして観客もまた、ゴッサム・シティに住んでいる。

悪に席巻されたゴッサム・シティにも数少ない正義派はいて、バットマンは連携を取り始める・・・。

そうなのだ。

バットマンは完全無欠のヒーローなのではなく、傷だらけのヒーローなのだ。

だから心を熱くする。

クリスチャン・ベールは完璧なスーツ姿で登場するが、それは内面の傷だらけの心身を包み隠したペルソナだから。

だからビジネスマンこそ「バットマン」に共感する。

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