BMW645カブリオレ
商品撮影でカブリオレを調達することになった。
今回、車種はBMW。
その6シリーズのカブリオレである。
クリエイティブ・スタッフの興奮が伝わってくる。
大人の抑えた色気がある。
結局、こういうクルマを乗りこなせるのは、大人なのだろう。
だから、と思う。
クルマは「A地点からB地点へ移動する“手段”」ではない。
やはり“文化”でもあるのだ。
勿論“手段”のクルマであってもいい。
しかし、クルマが好きな男にとってはやはり彼の“文化”なのだ。
そして古今東西、“文化”を支えるにはお金がかかるもの。
その文化を支えることによって、文明は隆盛してきた。
“贅沢は敵”・・・ではなくて、“素敵”である。
富が失われ、クルマを手放すーそんな栄枯盛衰が繰り返される。
その人間のDNAは笑えない。
富の追求も本来は悪ではない。
興奮気味に仕事してるスタッフをみていて、いいプロダクトは人を興奮させると知った。
カブリオレの非日常が結局みんなに伝染したのだろう。
カブリオレこそクルマの原型だとボクは思う。
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コメント
共鳴しました。
「贅沢は素敵だ」
というコンセプトですよね。
そういう時代の方が、今よりはるかに美しかったような気がします。
特に車に限っては(もちろん車に限らず、のことですが)
「官能」というコンセプトが失われてしまいましたね。無駄に美しい車がすっかりなくなりました。残念なことです。
「ヴィスコンティ」を必修授業にするとか。
ぼくが総理大臣だったらそうします。
投稿: arriba | 2009年1月29日 (木) 19時03分
>arribaさん
ありがとうございます。
①「贅沢は素敵」な時代をつくる。
②「官能」というコンセプトを大切にする。
③「ヴィスコンティ」を必修とする。
全面的に賛成です!
近頃、人を出し抜いたり年収10倍本ばかりの、志(こころざし)の低い時代になってしまいましたね。
「得」とか「欲」、より「徳」とか「良く」生きる人になりたいです。
投稿: チャーリー | 2009年1月29日 (木) 23時10分