「史上最強の人生戦略マニュアル」
「きこ書房」から出たこの本は、勝間和代氏が訳し帯で「私が最も影響を受けた本の一つ」と書いたために、書店の平台に並んでいる。
つまり売れている(らしい)。
全米で370万部の大ベストセラーとある。
著者フィリップ・マグローは訴訟コンサルタント。
約430頁の本は、テキサス出身の著者の馬力で「筆圧強し!」という感じだ。
アメリカらしさが力強さならば、まちがいなくアメリカらしい人生指南書である。
この本を手に取ったのは、新年の計画を立てようと思ったから。
12月に購入し、頁数があるため少しずつ読み進み、やっと今日読み終わった。
「史上最強の」と「マニュアル」は邦題で付加されたもので、原題は次の通り。
LIFE STRATEGIES
人生に戦略は必要と知っていても、なかなか実践は難しい。
けれどこの本は脅迫的に「戦略をたてよ」という追い込み方が凄くて、立ててみるか・・・という気持ちにさせる。
そんな気持ちがある内に、基本的なプランを立ててみようと思う。
その気持ちは三日間くらい持続するだろうか?
著者の勧める方法論の大半は、日本人である自分には向かないものだった。
ロジカルに詰める自己分析が、自分の信じる自己分析とは違うので。
しかし方法論は違っても、戦略立案の方法論は普遍的である。
自分の方法論で試みるきっかけを与えてくれただけでも、この本はプラスだろう。
430頁を読了すること自体、一種の試練である。
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