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2009年1月18日 (日)

銭ゲバ

松山ケンイチの「銭ゲバ」第1話は面白かった。

続けてみたい。

NTTdocomoのTVCMの松山ケンイチが「銭ゲバ」を演じる。

幼年期の子役が良い。

素直で母親思いの少年が「銭ゲバ」になる原点を熱演した。

大人になった松山「銭ゲバ」ケンイチは、内面をあらわさず社会的関係を結ばず、労働し蓄財に励む。

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お金について考えさせる

ドラマでの貧乏・病苦・家庭内暴力という不幸の土壌には「お金がない」のが横たわる。

「お金」の真の大切さを知るためには、まず経済的自立を果たさねばならない。

この「銭ゲバ」は、お金との関係において心に歪みを持って生きてる。

幼年期のトラウマからそうなったとも云えるが、1万円札の上に横になって、本当に幸せには見えなかった。

それは松山ケンイチが内面にナイーブな素顔をチラッチラッとみせるから。

本当の愛を求める心がのぞけるーそういう演技だった。

「幸福」とは何か?「お金」とは何か?

それを考えさせてくれるドラマだ。

働いて稼いだお金で、「お金」のないことから生じる不幸から家族を守りたいと、世の多くの人々は日夜働いている。

けれどお金にはあまりにパワーがあるために、人間とお金との関係に歪みが生じる。それが社会に、個人にさまざまな軋みをもたらす。

世界金融危機の本質もまたそこにあると思う。

強欲な人間がいるのではない。人間は誰もが強欲になりうるのだ。

「銭ゲバ」の今後の展開が楽しみである。

●「銭ゲバ」HP

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