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2009年2月14日 (土)

野口悠紀雄 超「超」整理法

2008年9月16日に第一刷発行(講談社)なので、五ヵ月後の春一番の日(2/13)に購入したボクはレイト・カマーかもしれない。

整理法を求めていた訳ではなかった。

DIMEの2009.1.6号のキー・パーソンinterviewで、野口悠紀雄氏が「21世紀を生き抜くための『読み・書き・検索』」と取上げられ、その記事を読み興味をもった。

デジタルオフィス、グーグルフォビア(恐怖症)、クラウド・コンピューティングといったキーワードと共に、これからのビジネスに求められるのは。「検索」と「問題設定」の能力という主張が気になってた。

おそらくビジネス上の能力開発と技術革新に、興味があったのだろう。この本を読んで単なるノウハウ本にない哲学を読めて良かった。

知的生産の技術、知のスタイルを変える「検索」について学ぶ先には、「創造的な知的労働」について考えるヒントがある。P289で「知的労働者が搾取されている」(引用)ところへ辿りつく。

大前研一氏(1943生)と野口悠紀雄氏(1940生)は、同年代といえる。

違ったアプローチで知の技法を語り続けるお二人のベクトルは、ある1点で重なる。

若者たちが「スモール・ハッピネス」なまま搾取される側に回ってほしくないということ。

野口氏の言葉を借りれば「固定と停滞からは何も生まれない」(P294)ということ。

搾取は何も企業や日本国だけからのものではない。世界から搾取されるリスクがある。

漢字を読めず言葉をうまく使えない政治家が、言葉巧みな政治家にやられてしまう現実を、TVでみれる時代に生きている。

この本を読んで、早速Gmailを使えるようにした。

デジタル・オフィスはGmailで組立てられるから。

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