誰に一番メリットがあるのか?
今朝のTVで落合恵子さんが推理小説を引合いに出して、あるニュースについてコメントしてた。
ミステリーで複数の容疑者がいる。
真犯人を推理するときに、自問する。
ー「誰が一番得をするか?」
ふむ。
ある事件が起きる。
マスコミ報道がある。
新聞の一面に見出しと写真がでる。あるいはTVでトピックスが流れる。
他の同じ疑惑の人は表にでない。
最もニュース・ヴァリューのある人間ひとりが標的となる。
そんな時、マスコミは現実をレンズで拡大してみせる。
面白く、また可笑しくも、正義をかざして、論じる。
そこでは客観的な視野も真相もあまり関係はない。
そうしていくうちに、その現象が事実となる。
かくして真相は闇に消える。
誰かが失墜していく。
このピンポイントのタイミング。
確率においてどのような確率となるのだろう?
興味深い。
世界や世論の流れが変わり、誰かが笑う。
・・・・・・
そういうことではない、とするのであれば、李下に冠を正さず、公明正大な事実の開示と報道が求めらるだろう。
本当に「まさか」の坂はあるものだ。
かくして歴史はつくられる。
衆愚に脱しないよう冷静であらねば。
愚かでいられないのは、私たちの問題であるのだから。
正義(ジャスティス)をかざして戦争は行われる。
そのことを、私たちは知っている。
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