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2009年3月 4日 (水)

誰に一番メリットがあるのか?

今朝のTVで落合恵子さんが推理小説を引合いに出して、あるニュースについてコメントしてた。

ミステリーで複数の容疑者がいる。

真犯人を推理するときに、自問する。

ー「誰が一番得をするか?」

ふむ。

ある事件が起きる。

マスコミ報道がある。

新聞の一面に見出しと写真がでる。あるいはTVでトピックスが流れる。

他の同じ疑惑の人は表にでない。

最もニュース・ヴァリューのある人間ひとりが標的となる。

そんな時、マスコミは現実をレンズで拡大してみせる。

面白く、また可笑しくも、正義をかざして、論じる。

そこでは客観的な視野も真相もあまり関係はない。

そうしていくうちに、その現象が事実となる。

かくして真相は闇に消える。

誰かが失墜していく。

このピンポイントのタイミング。

確率においてどのような確率となるのだろう?

興味深い。

世界や世論の流れが変わり、誰かが笑う。

・・・・・・

そういうことではない、とするのであれば、李下に冠を正さず、公明正大な事実の開示と報道が求めらるだろう。

本当に「まさか」の坂はあるものだ。

かくして歴史はつくられる。

衆愚に脱しないよう冷静であらねば。

愚かでいられないのは、私たちの問題であるのだから。

正義(ジャスティス)をかざして戦争は行われる。

そのことを、私たちは知っている。

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