ねぎ焼 やまもと
友人と仕事を終えて、お好み焼きでも食べようか、という話になった。
情報誌に、梅田駅のそばに、二軒ばかり「お好み焼き」のお店が載っていて、その事を友人に話すと、奥さんに電話すると云った。
関西出身の奥さんの助言で、たちどころにお店は決まった。
このようにして、情報のスクリーニングを経て、一軒の「お好み焼き」屋さんに辿りつくことが、面白かった。
やまもと
もともと十三(じゅうそう)にあって、梅田に出店したらしい。
一時過ぎだというのに、軒先に行列ができていた。
せっかくだから、並ぼうか。
列に並んで、順番を待つ。
約二十分位、並んだろうか、その間にオーダーをとられ、おしゃべりしてる内に、自分らの番になった。
店内で、オーダーに基づいて、お店の女性が焼いていた。
だから、意外と直ぐに、目の前の鉄板に、注文した「ねぎ焼」は並んだ。
青ネギを刻んで、たっぷりと焼き上げるらしい。
さっぱりとシャキシャキした食感が、美味しかった。
ほとんどのお客さんが友人同士で訪れている。
中には、デート中の男女が。
おとなりさんの焼きソバが美味しそうだね、等と話しながら、食事を楽しんだ。
情報は無数にある。
けれど、満足するお店に辿りつくには、情報源と何らかの信頼ある情報との出会い、それに偶然と、少しばかりの忍耐が必要なのだ。
また来よう・・・そう云ってお店を出た。
旅先に「また」があるかもしれず、ないかもしれない。
けれど、「また来ます」は、最高の賛辞に違いない。
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