映画「ハゲタカ」への期待
GW中にNHKの土曜ドラマ「ハゲタカ」の再放送をみた。
とても良くできたドラマだった。ビジネスマンの鑑賞に耐えるドラマだった。
ビジネスマンがみて、ドラマにリアリティがないと、この手のプログラムは鑑賞に耐えない。
役者さん、ストーリー、演出、全てが現実社会のリアリティの上に虚構を築いてほしい。
映画「ハゲタカ」に、期待するのは、そのリアリティ。
ー何のために、働くのか?
予告編に、そんな問いがある。
そう、ボクたちは、何のために、働いているのか?
・・・
昨晩、久しぶりにDVDで映画「インサイダー」を観た。
「ヒート」や「コラテラル」で贔屓のマイケル・マン監督の渋い社会派映画だ。
ラッセル・クロウとアル・パチーノのドラマのクオリティとリアリティは、大人の鑑賞に耐える。
実在の人物が、俳優と共にメイキングで登場する。
光と影の渋い陰影、キャメラ・ワーク、音楽、配役、どれをとっても一級の大人の作品だ。
映画「ハゲタカ」も、また大人に向けて放たれる作品である。
きっと、ボクはこの映画を劇場で観るだろう。
成果主義とか、グローバル・スタンダードが持て囃された時代から遠く離れて、ニッポンという国の輪郭が曖昧になっているように感じる。
大人の男たちが熱く、またクールに戦う姿をてみたい。
決して、決して、栗山千明だけがお目当ではないのだから・・・。
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