良書「一生太らない体のつくり方」
ダイエットに関する仕事をするので、ダイエットの理論的背景となる本を探した。
著者・石井直方(いしい・なおかた)氏。
東京大学教授。
あまり説明的ではない文体で、筋トレこそダイエットの王道であると説く。
食事制限だけのダイエットは、脂肪を落とすと同時に筋肉も落としてしまう。
結果、基礎代謝を減らし、「痩せにくい体」をわざわざつくると説明する。(P44)
リバウンド時には脂肪をふやしてしまう。
ーちょっと恐ろしい循環になる。
石井氏のダイエット戦略は二つ。(P86)
①運動をすることで脂肪を消費する。
②運動をしていないときに消費する。
筋トレが、いかなるモノか?ーそれを明らかにし、まさに「太らない体をつくる」つくり方を説く。
まず筋トレをして、その後、有酸素運動をすべし・・・といった運動の順番についても言及されてるのがうれしい。
ダイエットは、筋トレの視点からアプローチする事が、一番理にかなっていると思った。
食べ物の誘惑を生涯しりぞけて生きるべきかどうか?
人はやはり美味しい食事で、癒される。
基礎代謝が落ちていることに無関心で、食事制限をするのは、ちょっと哀しい。
筋トレには、フィットネスクラブに行くなど仕組み化が必要だと思うけれど、挫折しない仕組みを習慣にしたら、たぶん「一生ふとらない」境地に辿り着けるだろう。
理論武装に役立つ書であり、実践し検証してみたい書である。
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