村上春樹氏「1Q84」 BOOK2を読み終えた
(「1Q84」の中身について、言及しない方針で書きます。ご安心を。)
5月28日(木)に二冊(BOOK1,BOOK2)購入し、全て読み終えたのは雨の金曜日。
麻布十番にあるウェンディーズだった。
打合せまでの時間に読み切ることができた。
ふう・・・。
この一週間、電車の中で、隙間の時間で、この小説を読み進んだ。
現実世界と、小説世界からくる言葉とイメージとの狭間で、生活した。
わからないことも多くある。
しかし、わかるから面白いというものでもない。
わからなくても面白いと思える小説だった。
世界の中で人はわからぬまま生きてるように、小説の世界でも、わからないまま生きていくことがあってもいい。
判りたいが、今は判らない。
あるいは、書いてる村上春樹氏も、わかっていることを書いているのではないかもしれない。
1Q84を読み終わった人と、話をしてみたい。
あなたは、どのように読んだのか?・・・と。
それを訊いてみたい。
全ての人に読んでほしいと云えないのは、娯楽とは違う量感を感じたから。
ハングリー・マーケットが形成され、小説部数の伸びは予想を超えた現象となった。
その現象が村上春樹氏によって、喜ばしいことであるのかどうか?
彼のみぞ知る。
雨の週末。
月をみることは、先になりそうだ。
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