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2009年6月 5日 (金)

村上春樹氏「1Q84」 BOOK2を読み終えた

(「1Q84」の中身について、言及しない方針で書きます。ご安心を。)

5月28日(木)に二冊(BOOK1,BOOK2)購入し、全て読み終えたのは雨の金曜日。

麻布十番にあるウェンディーズだった。

打合せまでの時間に読み切ることができた。

ふう・・・。

この一週間、電車の中で、隙間の時間で、この小説を読み進んだ。

現実世界と、小説世界からくる言葉とイメージとの狭間で、生活した。

わからないことも多くある。

しかし、わかるから面白いというものでもない。

わからなくても面白いと思える小説だった。

世界の中で人はわからぬまま生きてるように、小説の世界でも、わからないまま生きていくことがあってもいい。

判りたいが、今は判らない。

あるいは、書いてる村上春樹氏も、わかっていることを書いているのではないかもしれない。

1Q84を読み終わった人と、話をしてみたい。

あなたは、どのように読んだのか?・・・と。

それを訊いてみたい。

全ての人に読んでほしいと云えないのは、娯楽とは違う量感を感じたから。

ハングリー・マーケットが形成され、小説部数の伸びは予想を超えた現象となった。

その現象が村上春樹氏によって、喜ばしいことであるのかどうか?

彼のみぞ知る。

雨の週末。

月をみることは、先になりそうだ。

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