石原裕次郎さんの思い出に
石原裕次郎さんをTVドラマでみてた世代でも、彼が戦後最大のスターであると知っていた。
フランスのヌーベルバーグに大きな影響を与えた映画「狂った果実」は、石原裕次郎ぬきに語れない危険な魅力に満ちている作品だ。
二十三回忌にちなんだTVの特番をみていて、石原裕次郎さんがいまだ多くの人々に愛され続けていることを知った。
人間としての魅力、器の大きさ、そして特に男性に愛される処などは、他に類をみない。
最後まで映画に夢を描いてたと知った。
時代にも青春がある。
戦後の日本の青春を象徴するスターだ。
スター。スクリーンではなく銀幕に映し出された時代。
遅れてきた世代の我々は、彼の残した映画をみることによって、裕次郎の時代を追体験できるかもしれない。
銀幕からスクリーンへ。
そしてTV、デジタル・メディアへと時代は移っても、人の心をつかむのは人間としての魅力。
それを人々は、今の時代に待望している。
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