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2009年7月18日 (土)

劔岳 点の記

引き締まった、贅肉のない映画だ。作為的でない、目の前のその現場で演じられ撮影されているので、映画の前で粛然として観る。劔岳に登頂する事が目的というより地図の空白を埋める営み。この映画を造る事自体が、木村監督の生きる存在証明でもあるから、映画は二重構造となっている。日本という国にある風土と自然の美、いい男たち、そして女。地図を造る試みの中で何故地図を造るのか?と問いかける主人公の思いに共感した。誰もが自分の劔岳をあおぐ。ボクもまた自分の劔岳に登って、自分の仕事をしよう。そう思う。観て良かった。観るべき映画を観ることが出来た。

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