戻ってきた梅雨
今日は時折激しいしぶきをあげて、雨が降った。ここは水の惑星なのだ。あるいは熱帯雨林なのか?青空が恋しい。けれど、昔読んだ片岡義男の短編小説「雨の伝説」を思い出した。南太平洋の島で日蝕を巡る話だった。人々の願いは叶うという話が、天体の運行に合わせて展開する。実は世界は奇跡に満ちていて、人の世は毎日が日蝕の連続かもしれない。願いを叶えるためには祈りと行動が必要て、ある日ある時その出会いが起きる。永い雨の果てには真夏の青空が広がるはず。週末にやっとたどり着きました。そう、思い出した。「いい旅をと誰もが言った」というタイトルの小説集だったっけ。だから、いい週末を。
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