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2009年8月 4日 (火)

「長期投資家がニヤリとする7つのメガトレンド」角川SSC新書

「さわかみ投信」代表の澤上篤人氏の新刊を買った。

興味を持ったのは、メガトレンドについて書かれてる点。

①実物経済の時代。②本格的インフレ。③新興国の成長。④日本の産業構造の激変。⑤機関投資家。⑥個人金融資産の動向。⑦金融ビジネスの地殻変動。等について章を割いている。

長期投資家という概念に、未だ確信を持てないのは、十年後、二十年後という時間が、自分にとっては恐ろしく長い先の時間であるからだ。

けれど、考えてみると、それは二十代であろうと三十代であろうと同じこと。

時間は等しく与えられている。

やはりバブル崩壊から19年経っても株価が1/3のままである事が、トラウマとなっている。

19年前の長期投資家がいたとして、見事なパフォーマンスを上げたであろうか?

そういう懸念を覆すだけの、ロジックがあればいいのだが・・・。

バイサイドの情報をどう読み取るか?

読み取れるか?

それが、今ほど大切な時代はない。

書店に並ぶ金融関連の本を見ていて、つくづく思う。

バイサイドの情報は、絶えずオーバーライトされてる。

だから、本当のメガトレンドについて啓発される書籍が求められるのだ。

この本が真価を発揮する十年後。

その時に、おおよそそのトレンドがあたり、株価が上昇して投資家が良かった、と思うまでの十年間、自らを支えるロジックが、自分にあるかどうか。

そんな事を考えながら、読み始めてる。

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