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2009年9月 7日 (月)

ホームライナーに乗って

帰りの電車に、ホームライナーを選んだ。

このライナーの魅力は、渋谷を出ると次は藤沢という処だ。

停車駅がない魅力。

それでも¥500なので、大勢の乗客が最終的に乗ることになった。

混み具合は四人席に二人くらいが腰掛ける感じ。

そこで、今日一日を振返る。

ひとつ悟ったことがある。

経験はそのままでは必ずしもパワーになりえない。

そう自覚した。

たくさん仕事をしてくれば、さまざまなリスクとその結末を経験する。

想像力は直感的にリスクを察知する。

早くそのリスクの芽を摘もうと動く。

そういう働きが仕事を正常に回しているのも事実。

しかし同時に不安や恐れ、想像上のネガティブな事態に心身を晒すことにもなる。

そうやって人は疲れる。

想像力が自らの敵となる。

子供のように信じる心が、裏切られたことによって学習していく。

それは悲しい学習だ。

ボクはたくさん悲しい学習をしてきたと知る。

けれど同時に、もっともっと幸せな学習もしてきたはず。

幸せな学習>悲しい学習

なのに、心はフォーカスしている悲しい学習しかみえなくなりがちである。

今日、学んだ。

疑いや恐れから始めるよりも、信頼と善意から始める方が、人は生きやすいこと。

大切なのは、理性や知性が、裏切られるリスクをとりつつも、信頼と善意を選択する道を選びとろうとすること。

生きやすく、しかししたたかに。

そんな学びを、帰りのホームライナーでブログにしたためる。

家には、笑顔と今日一日無事に終えたことだけを持ち帰ろう。

ホームライナーなのだから。

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