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2009年11月18日 (水)

外国人VIPのおもてなし ベジタリアンである事

外国の賓客が徹底的なベジタリアンだったので、アテンド担当者は対応可能なお店に苦心したらしい。

結局、神楽坂の料亭に宴席は設けられた。

宴席といっても主賓はアルコールではなく発泡性のミネラルウォーターを注文。

我々はビールで最後まで。

それにしても前菜から最後のデザートまで、乳製品、肉を一切使わずに造り出される懐石は見事だった。

味付けの強弱、素材の工夫で肉料理に近い食感や満腹感を与えてくれる。

ーベジタリアンなのは何故ですか?

宴席が和んだ頃、誰かが賓客に質問した。

親がそうで子供時代からそうだった。そしてお子さんもまたベジタリアン。

父から子へ。そして孫へと継承される食の伝統。

今までにも海外のべジタリアンと食事を共にしたことがあったが、今回の賓客は徹底したべジタリアン。

ダイエットではない。

卵、NG。

鰹節すら、NG。

乳製品(ミルク)、NG。

おやつにはドライフルーツを。

クッキーはバターを使うからNG。

撮影現場への差入れに、NG材料の少ない和菓子を持参したら、大層喜んで召し上がってくれた。

八橋などもお好きだという。

ひょっとすると日本はベジタリアンにとっての帝国かもしれない。

米菓子。

大豆など植物性たんぱく質による豊富な料理。

精進料理。

そんなことに気づかされた神楽坂の夜。

ボクの身体もちょっと軽くなった。

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