曲げられない女 第2話
主人公・早紀(菅野美穂さん)の笑顔がみれるのは、毎回最後の一瞬だけなのかもしれない。
第一回、第二回ともそうだった。
果たして第三回目は・・・?
それ位、菅野美穂さんは感情を露わにしない忍の演技に徹している。
少しロボットみたいに。
正義を軸として回ってはいない今の世の中にあって、菅野美穂さんは「曲げない」。
その「曲げない」部分を発露するシーンが見もの。
ドラマの中では「シャッターが開く」と評される。
見方を別の視点からみると、早紀に常にからむ脇役陣(谷原章介さん、永作博美さん)がいるのが早紀を孤独にしない。
そこに救いがある。
自分の信じるままに進む姿が好ましいのは、早紀という異物を現実世界の中に投げ込んでみて生じるさざなみを、谷原さんや永作さんがどこかで好ましいと思っている姿と同じである。
谷原さんも、永作さんも、ドラマの中にいる視聴者に近しい人物なのだ。
「曲げられない女」がしなやかになった時をみたい。
やはり菅野美穂さんの活き活きとした表情をみたいので。
正確にいっておきたいので・・・。
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