27歳日本人監督が受賞! The time walker
ルイ・ヴィトン主催の「旅」をテーマとした短編映画コンテストに、東京芸大大学院卒の27歳の青年が受賞した。
めでたい!
故・溝口健二監督の古典「雨月物語」の普遍性を発見したのは、欧州の映画人だった。
27歳の月川監督は、その伝統に習っているのだろうか。
ここに使われた1ショットのマジックを、ソ審査員のフィア・コッポラも、アルフォンソ・キュアロンも知ってるはず。
技巧は、映像にとってとても重要な要素である。
技巧なしで映像は組立てられない。
この「The time walker」は、技巧に支えられ、出演者に支えられ、キャメラに支えられている。
素晴らしい。
なによりもそのアイデア。
誌的な味わい。
おそらく27歳では判り得ない人生の味わいを、技巧が語らしめている。
饒舌な英文のテロップを、少し沈黙と量り合える程に控えたら・・・。
それは贅沢な注文であろう。
ジャーニー。
あなたもしている、ジャーニー。
人生もまた旅なのだ。
その旅を共にしてくれる伴侶と家族と友人に感謝する。
そういう思いにさせた2分間。
受賞すべき作品である。
おめでとうございます!
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