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2010年1月 9日 (土)

27歳日本人監督が受賞! The time walker

ルイ・ヴィトン主催の「旅」をテーマとした短編映画コンテストに、東京芸大大学院卒の27歳の青年が受賞した。

めでたい!

●YouTubeで鑑賞を!

故・溝口健二監督の古典「雨月物語」の普遍性を発見したのは、欧州の映画人だった。

27歳の月川監督は、その伝統に習っているのだろうか。

ここに使われた1ショットのマジックを、ソ審査員のフィア・コッポラも、アルフォンソ・キュアロンも知ってるはず。

技巧は、映像にとってとても重要な要素である。

技巧なしで映像は組立てられない。

この「The time walker」は、技巧に支えられ、出演者に支えられ、キャメラに支えられている。

素晴らしい。

なによりもそのアイデア。

誌的な味わい。

おそらく27歳では判り得ない人生の味わいを、技巧が語らしめている。

饒舌な英文のテロップを、少し沈黙と量り合える程に控えたら・・・。

それは贅沢な注文であろう。

ジャーニー。

あなたもしている、ジャーニー。

人生もまた旅なのだ。

その旅を共にしてくれる伴侶と家族と友人に感謝する。

そういう思いにさせた2分間。

受賞すべき作品である。

おめでとうございます!

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